風は強いけど、申し分のないいいお天気! でも、私は心から楽むことが出来ないでいました。 それと言うのも・・・ 運動会の一番の見せ場は、午前の部 最後のマーチング。 年長さんが全員で行います。 構成は指揮者、大太鼓、ティンプトン(3つ太鼓)、テナー(1つ太鼓)、シンバル そして、旗を持って踊るガード隊です。 *************************** ガード隊ってご存知ですか? ←警察や消防のパレードで、音楽隊と一緒に旗を持って行進しながら踊る 女の子達のことです。 ********************************************************** れーれの幼稚園でも、ガード隊は女の子達の憧れで毎年くじ引きになるそうです。 身体も小さく、皆よりいつも1テンポ遅れているれーれには 絶対無理(・∀・;)・・・と思っていました。 でも、れーれはガード隊がどうしてもやりたいと言うし 先生にも 「くじだし、クラスの女の子ほとんどがガード隊希望だから お母さん大丈夫!当たる確率低いよ~」と、何とも微妙なことを言われ(笑) やっぱり、子供がやりたいものが一番いいに決まってる・・・と思い れーれもガード隊の希望を出しました。 そして、れーれはお察しの通り見事!ガード隊の座を射止めたのでした。 (・∀・;)ガッビーン ガード隊は、マーチングの花形的存在です。 ピターッと揃った演技を、観客は期待するのです。 一人が失敗すると、とっても目立つので練習も半端ではありません。 『子供達に番号を付けて練習するので、休まれては困ります。』 熱があっても必ず参加!が暗黙の条件で、夏休み中から練習が始まりました。 マーチングでは、それぞれ担当の先生がいて担任の先生とは離れて練習します。 一番 ガード隊は、夏休みの後半はお弁当を持って一日中練習でした。 北海道旅行計画も、ガード隊と決まった時点で中止になりました(;´д`) 2学期が始まってからも、朝8:30に家を出て練習場所までバスで行き 音楽部隊と14:30まで合同練習・・・ その後、ガード隊だけは週2回夕方18:00までの延長練習がありました。 重い旗を持って、回して踊って8時間・・・本当に疲れていたと思います。 でも、ガード隊の練習は楽しいとの事でただただ元気に 運動会まで頑張ってくれたら・・・と祈るばかりでした。 ところが9月中旬頃から、れーれは毎日お弁当の時間に吐くようになりました。 吐き始めの2日間、近くに行くだけで直ぐに吐いたな・・・と分かる凄いにおい。 制服を脱がせると、真っ白い体育着が真っ茶色。紺の短パンが真っ白・・・。 『どうして着替えさせてくれなかったんでしょう?』 手紙を書いたにも係わらず、次の日もまた・・・。 こんな格好のまま、午後も練習させられたのかと思うと可哀相で可哀相で・・・ 後で分かったのですが、今年度から来た副担が担任に報告せず そのままにしてしまったとの事。 でも、その副担任は自分にも子供がいるのに・・・やっぱり納得行かないヽ(`Д´)ノ それからも毎日吐くれーれ・・・ 担任の先生が謝ってくれて、れーれの事をいつも気に掛けてくれるようになりましたが 吐いてはいけないという気持ちが余計に吐かせている・・・。 そう思った私は、れーれをこれ以上追い詰めてはいけない・・という思いと 先生にもご迷惑だし、お友達に汚い臭いと嫌われては可哀相という思いで ご飯の時間を見計らって迎えに行き、近くのお店で食事をしたりちょっとドライブしたり・・・ そして大丈夫なことを確認して、また練習場に連れて行くようにしたのです。 それでもおやつの時間に吐いてしまったりで 私も精神的に追い詰められて行きました。 時には、「どうして吐いたりするの!」と、大きな声で怒ってしまったり・・・ れーれが一番辛い事と分かっていても 自分のストレスを子供に向けてしまう悪い母でした・・・ そしてそんな中で、ちょっとしたアイディアが浮かびました! れーれは、私が本当の魔法使いだと思っているんです^^ 4才くらの時に「ママは、どうしてれーれが困ってるのが分かって助けてくれるの?」と 言われた事があって 「誰にも内緒だよ。ママは魔法使いだから、れーれが困ってるのが直ぐ分かって 魔法で助けてあげてるの^^」と。 それを未だに信じているんです 笑 時々、二人だけになると小さな声で「ママ、今日も助けてくれてありがと(゚∀゚ )」 と言われます。 私は何の事か分からないけれど「どう致しまして^^」と言うのです 笑 そして思い付いたのが・・・『魔法のお薬作戦!』 「れーれ、これは魔法のお薬だよ。これを飲んだら、もう絶対吐かなくなるよ! さぁ、目を閉じて飲もうね~^^」 信じ切ってるれーれは、ギューッと目を閉じてスプーンにちょこっと乗せた黒糖を お水と一緒に飲みました。 そして、なんとその日から一度も吐かなくなったのです。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。 やっぱり、精神的な事だったんだと改めて思ったのでした・・・。 多分、ガード隊担当が熱血漢溢れる先生だったので 子供一人一人に合わせて、子供の性格を見ながら指導するという事が ちょっぴり足りなかったんじゃないかな~と思います。 お迎えに行った時感じた、練習中の緊迫感は私でもドキッとしましたから(;´Д`A でもガードの練習は大好きだったようで、練習を休みたいと言ったことはなかったのです。 そこが良く分からないところですけど 笑 毎日毎日、ギューッと目を閉じて魔法のお薬を飲み頑張って練習に行きました・・・。 そして10日もすると・・・ 「ママ~、もう魔法のお薬はいらないよ~(゚∀゚ )」 と! 完全に元のれーれに戻ってくれました!! そして当日・・・ ガード隊の衣装に着替えさせている時から、涙が止まりませんでした。 親が観るのも今日が初めてなのです。 この日は、テントが飛ばされた 程の強風・・・ 涙でれーれがよく見えません・・・ お色直ししました^^ 全部で3曲踊りました。 今年は、例年に無く上手だったと先生方に褒めて頂きました^^ こんにちは~!れーれです^^ 私、頑張りましたよ~! この夏、私達親子はちょっぴり成長した気がします(´∀`*) 腱鞘炎、すっかりよくなりました! ご心配ありがとうございました~^^
by y-waniko
| 2006-10-22 12:10
| 家族
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